となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。
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2008年05月16日
今月『仙福屋』の店長が書いている
メルマガの帯締めが人気です。
まだ仙福屋では、
オリジナルの夏物帯締めは『夏・冠組』だけです。
そして、この人気帯締めは違うのですが、
製作されている相当の部分を仙福屋が扱う、
そんな帯締めになってきました。
今は、
夏冠組とほぼ人気を分けるほどです。
それは、こんな組です。
(メルマガとは違う色を載せておきますね!)
帯締めを真っ直ぐに伸ばすと、
自分的には撮っても面白くないので、
少し立体感を出しました。
(以前もこの撮り方だったので、学んできます。)
色目も夏らしく、浅い色目を使っているので、
他の帯締めと並べると相当目立ちます。。
こんなオリジナルを来年は作ってみてもいいかも
と今思っています!
いつもいつも頂いているコメントも
楽しく読ませていただいてますよ!
(今回の帯締めは、真剣なモノが多かったです。)
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週末、週初めは高知へ行ってきます!
2008年05月15日
小紋屋さんで
江戸小紋製作の説明を受けている写真です。
江戸小紋については、
ある程度知っています。
が、
今日は
あなたの知らない江戸小紋について、
説明を受けていました。
ワザと型をずらす‥‥
ワザと浅く彫る、
そうすると‥‥、と
ちょっといつもと違う調子です。
他にも、あったのですが、
それはまた紹介します。
ただ、ある柄と、
ある素材に惚れてしまい、
男物で羽織一枚、
着物一枚、
作ることになりました。
羽織は、袷なのですが、
着物は、単衣か袷にするか、
悩みどころです。
ちょっと外した着物なので、
『おっ』
と驚いてもらえると思いますよ!
京都は、日が長くなっていますね~。
2008年05月14日
先日も書いていた瑞玉。
完成しました!
コンセプトは、『宝石のようなお菓子』の帯留め。
お菓子みたいに可愛い、
宝石みたいに綺麗な帯留めです。
特徴は、
帯留め小ささと、細かさ、そして透明感です。
実は、
手間はほとんど大きいサイズのモノと変わらない、
と言われるくらい大変です。
近づいて、
見ると中に、細かい細工があり、
納得できます。
梅のように見えたり、
桜のように見えたり、
するものや、
色目が大理石のようなもの、
この小さな中に『ギュ』と凝縮された帯留めです。
手のひらに載せてみました
名前は、
『仙福屋の瑞玉』。
声に出して読んでみると、
『せんぷくやのみずたま』。
社内ではかなりの評判です。
普通の袋帯だけでなくて、
浴衣や小袋に付けよう~。
と言う意見も。
2008年05月13日
ちょっとこんなモノを作ってみました。
大きさ的には、少し小さい袱紗で、
端を縫ってあります。
もちろん、
袱紗として使うのがイイと思うのですが、
こんなものを置いてみたくなることもあります。
そうすると‥‥
苔玉もこんな感じで、
机の上も、ホッとした感じになります。
どうでしょう~?
2008年05月12日
昨日は、私用で外へ出ていました。
用事を済ませ、空き時間散歩をしている
途中撮影したモノです。
何かわかりますか?
いつものように、
帯の柄のアイディアに使えないか?
と思い、景色を見ていて、
ドンと目に入ってしまいました。
最初は、真っ白だったのかもしれませんが、
少しずつ退色していき、
他の色も付いていき、
何とも言えない良い色になっています。
帯や着物で考えてみると、
絹=天然繊維ですので、
同じように、少しずつ退色していきます。
最初は、
派手に見える着物や帯でも、
物によっては、
(自分に合うモノを選べば)
少しずつ着物・帯も
そんな色目になっていきます。
お気に入りのもので、
良く着て出ていく着物などは、
そんな
自分の好きな良い色目になり、
ますます好きになっていきます(自分色ですね)。
そんなことを思いながら、
ふと、忘れてしまわないように、
今は、上の写真をPCの壁紙にしています。
帰り道に、東寺の横を通るときに、
やっぱり、そうだなぁと呟いています。
2008年05月10日
今、『仙福屋の瑞宝』(みずたま、と読みます)
を製作し、完成間近です。
一度、似た感じのものは紹介したかもしれません。
(ちょっと定かではないのですが‥‥)
『あまり主張しない、それでいて使うのが、楽しくなるような帯留』
というコンセプトでのモノ作りです。
昔、この『みずたま』の元になったモノは、
扱っていました。
その時でも、かなり良いものでしたので、
満足度は高かったのですが、
もう少し、素材、色目等を検討し、
修正して製作しました。
コンセプトは、『宝石のようなお菓子。』
名前も、漢字では堅く『瑞宝』
口に出してみると、『みずたま』。
とお菓子のような可愛らしさを持った名前です。
そんな『仙福屋』流になったわけです。
まだ、この画像しか公開できませんが、
かなり透明度の高い、しかも硬度も高い硝子ですので、
見ているだけでも、
『綺麗だなぁ』と
飽きの来ないモノに仕上がっていると思います。
一つずつ手作りですので、
全く同じものはできません。
その辺りも味も、
この瑞玉の良さだと思います。
使い方としては、とか
さらなる特長は等色々あるのですが、
それは、また上がり次第で。。。
予定では、今月末か来月上旬には‥‥
2008年05月09日
前回のシンプルにする!
⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/92121823.html
というのが、上がってきました!
こんな感じです(柄は限定です)。。
一番手前の黒地の引箔で織り上げた
ものは、お気に入りです。
中に入れている芯も通常より、
半分くらい薄手のものなので、
帯の中にも入れれます!
裏地には、シックなものや結構派手なものまで、
付けていますので、
中を開ける、ちょっと楽しみもあります。
(帯とは違い、わざと織り方の違うモノをつけたりも‥)
クタクタになるまで使ったもらいたい
そんな懐紙入れです。
別の話になりますが、
先ほど、今月のプレゼントについて、
話をしていましたが、
良いモノがありましたので、
是非楽しみにしていて下さい!
(夏の可愛い小物です。)
2008年05月08日
今年のGWは、休みボケをしています。
周りと話をしていても、
『そうそう、今年はいつもより、ボケてるなぁ~』
という会話が成立していますが、
反対からは
『いつもそう言っているよ。』
という冷たい声も聞こえてきます。
京都の本社は、バタバタと、
一日が流されて行きそうになるので
少し時間を作って、
積み木ならぬ『積み花緒留』をして、
踏み留まっていました。
写真は、
新たに出来あがってきた、
『シンプル花緒留』です、
↑ カメラ面の花緒留もいます。
何か考え事をしながら、
無心に積んでいると、
良いアイディアが‥‥
今日は出て来なかったようです。
色々な案があり、
試作作り→ボツ→修正→ボツ→……
と、帯作り同様、一発では決まりません。
こういった小物作りを、
帯作りと並行して
出来るのは、非常に楽しいことです。
個人的には、真ん中の列の一番下、
紬地なのですが、市松になっていて、
シンプル&シックで良い感じです。
『仙福屋』には、
近々登場予定ということです。
今後は、毎金曜日に商品アップをするということですので、
お楽しみに(これは、CMでした)!
やはり、一番人気は花緒留が堅いです。
2008年05月08日
霧の街『釧路』(朝から靄)、
そんな今日の着物は、こんな感じです。
4月なのに、春らしくはないコーディネートですが、
お気に入りの格好です。
着物は、御召、柄は南蛮七宝。
帯は紬糸をメインに使った角帯。
袴は、大島紬の袴。
見ての通り
色目は、着物:茶、
袴:茶の横段縞
角帯;節の入った紬のグレー
足袋:白
襦袢:薄グリーの若冲柄。
一見産地も、素材も、色目もバラバラですが‥‥。
タグ:
南蛮七宝
2008年05月07日
苔が気になったので、少々。
銀閣寺の内で、順路通り歩いていると、
苔の入った箱が綺麗に並んでいます。
(↑ こんな感じです。)
見ると、
『銀閣寺の大切な苔』(わかります。)
『ちょっと邪魔な苔』
(なんとなく笑いが起きそうな表現です。)
生えてたら、どうするのか?
抜くのか、そのままなのか?
その判断が気になります。
『とても邪魔な苔』(‥‥)
と、上のように分類されてましたが、
実際は‥‥
大変難しいです。
こんな京都人でも、
とても楽しめる京都観光でした。