となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 『日記』

2008年03月31日

展示会へ。


ある小物屋メーカーさんの

展示会に行ってみると、

入口に桜が‥‥。


京都はここ数日、

冬のような日が
続いていましたが、

お店の中に入ると‥‥

saku.jpg

写真のように

いきなり目の前にパッと広がり、

気持も明るくなります。


思わず、そのままの勢いで、

男物の小物(感じのイイバッグ)を

買ってしまいそうになってしまいました。
(これを読んでいないことを祈ってます。。)


やはり、雰囲気は大事です。


もう少しで、

『仙福屋』の夏物帯締め

上がってきます!

2008年03月29日

花緒留! 続報です。。

最近、とても人気があります。

『仙福屋の花緒留』

花緒留1.jpg
↑ 見る人によって、

『~に見える』等注目が集まります。


普通の花緒留もシンプルでよいですが、

本体よりも大きい飾りがくっ付いているのも、

迫力があって、人気です。
花緒留2.jpg
『シンプルな縞に、白い花。』


草履を脱いだ際、しまっておく際に、

草履の花緒を留めておく、

ただ、それだけなのですが、

あると嬉しくなる、

そんな花緒留ばかりになっていると思います。

花緒留3.jpg
『シック横段の帯柄に、リーフが二つ』


花緒留に使う帯地は、

ホンの僅かなものですが、

色々な素材と組み合わせると、

帯とは違った表情があって、

これも、面白いモノ作りです。


花緒留の写真をスタッフにお願いしたら、

こんな写真も上がってきました。

hanao3.jpg


アップにすると ↓
hanao3.jpg

こんな使い方も、

ちょっといいかもしれません。

一つずつ手作りですので、

増えています。


春⇒夏にかけては、

夏らしいモノ製作しても、

いいかもしれませんね?

2008年03月28日

てなが?(+08’11・28)

とうとう、完成です!
と言える所まで、きました!!

『永遠のテーマ』でも書いていたモノです。
 ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/88608489.html


バッグ中身全体.jpg
『人気のある帯地を使いました(伊藤若冲の世界;葡萄唐草)。』


ここからしばらくは、私が、あれこれ書くよりも
女性方達からみた、『このバック』について、
少しコメント頂いてきました。

メールで来たコメントや、話してこと、
手書きでまとめてもらったものです。
(バッグには、皆さん強い思い入れがあるようで…)

特長は、持ち運ぶものから考えて、
外見からは意外なほど、かなりスペースをとっています。

それと、バッグの持ち手が通常よりも長いので、
その時の楽な持ち方にも、出来ますし、
間に風呂敷などのものが挟めます

・足袋入れ(足袋入り)
・ポーチ大 グレーの烏瓜(ひざ掛け・ハンカチ・小銭入れ)
・ポーチ小 黒(コンパクト・ハンドクリーム・グロス)
・お懐紙入れ(道具入り)

と入れてもまだ少し余裕があるので、
携帯電話や小さく折りたためる
(今流行の?)折り畳み傘など入ります。

詰め込みすぎるのは、よくありませんが。。。
ということです。

まだまだ、あるそうなのですが、
だんだん通信販売のページになってしまいそうなので、
この辺りで止めておきます。

まとめると、
普段やお茶席などでは、では充分そうですね~。

というところでしょうか?

ちなみに、『このバッグ』は
まだ、名前は付いていません。

さて、今のところ『手長(てなが)』
と呼ばれています。

そうすると、『仙福屋の手長バッグ(仮称)』。。
もう少し、考えてみます(定着しています・・・)。

『永遠のテーマ』は、
皆さんの意見を聞いて、
自分らしさを少し入れつつ、作ってみる、

失敗=多く
成功=ほんのちょっと

という繰り返しで、
少しずつ新作が増えてきています。

皆さんに使って頂き定番なって、
また新しいモノを、加えて・・・、
と地道に、頑張ってきます。

『仙福屋のトート』
 ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/85278489.html
 ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/83009978.html


『仙福屋のバッグ』
の定番
 ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/20367621.html

こう読み返すと、
記事には出ていない、
『これ失敗したなぁ~』
ということをいっぱい思いだしますね。。


『仙福屋』バッグページ
 →http://www.senpukuya.jp/SHOP/362306/list.html

結局、このまま『手長』という名前が定着しました。
見たままに、『てなが』

横文字でカッコイイのも、という案も
ありました。

ただ、それよりも見たままと、
スッと入ってくる響きがいいので、

『手長(てなが)』です。

今では、『仙福屋online』の定番に・・・

見た目は小さいのに、四次元ポケットみたい!
とよく言って頂けます。
(四次元ポケットみたいと言われるは、日本どこでも一緒ですね。)
 
懐かしい~

そうそう~

と、
自分の記事を振り返るのも、興味深いですね。


2008年 11月28日


2008年03月25日

まず、結んでもらいます。 『柄は伊藤若冲です。』

新しい組織(織方)です。

080325_1214~0001(2).jpg
『柄は伊藤若冲です。』

単衣にも結んでもらえるように、

ある工夫をしています。
(まだ、秘密です。)


ちなみに、

上の写真にある

初めて結ばれた方は、

持っている単衣帯の中で、

一番結び易い。

と嬉しい絶賛を頂きました。


紹巴よりは?

とお聞きすると、

同じぐらい。


という答えをもらえましたので、

大きな括りになるように

期待しています。


実は、織った時には

触った感じが柔らかすぎかな?、

と少々不安はあったのですが、

大きな山を越えたようです。


今から、

シリーズとして、製作していきたいモノを、

いち早く載せてみました!

2008年03月25日

バッグ作り~その2~:詰め込んでみる

新しいバッグが出来た!

ということで、早速見てみました。


パッと見た目は、小さくて上品で、

手にも馴染む。


ウリは、小さくて沢山入る!

ということなのですが‥‥
(見た目は小さいので)


実際にモノを入れてみました。


必要最小限ですが、

考えられるモノは大体入ってしまいます。


ちょっとマジックを見てるようですが‥‥


名前は、四次元バッグ

イメージが違うなぁ‥‥

2008年03月24日

若冲?ワクワクと不安の間で上がってきた帯です。

『伊藤若冲の世界』より

『うらも、おもて』より

ワクワクしながら、早く上がってきてほしい。

もう一方で、

ヤバい‥‥帯が上がってくるか。

という両方の気持ち持って、

待っていた帯です。

トラ1.jpg


元は、伊藤若冲をモチーフにしていますが、

若冲らしく動物です。


さて、なんでしょう?


自分でも、元の原画から、

紋の打ち合わせの際に、

元がわかるような、わからないような

バランスで、作っていたので、

出来上がりを見て、

少しホッとしています。


アップにすると‥‥
トラ.jpg

尻尾が見えます‥‥。


配色を含めて、

かなり格好いい帯になっていると、

思いますが‥‥


毛並みが、遠くから見た時に、

流れが出るように工夫しています。


分りにくいですが、

色目の濃い所と薄い所とで、

緩急をつけています。

今後も、

自分が関わった若冲柄が

入ってきますよ~。


お楽しみに!

と言っても、自分が一番楽しんでます。

2008年03月24日

桜が咲いているので

桜の開花宣言があり、

桜がチラチラと咲いています。


よーく見てないと、

見逃してしまいそうなぐらいです。


桜2.jpg

桜1.jpg

2008年03月23日

角帯いっぱい。


いつも、

『男物がほしい~』。

『作ろうかなぁ』、

『いいなぁ~。』

と、ことある度に呟いていましたが、
(日記を読み返すと、タビタビ出てきますね~)


『角帯』を作ってみました。


なので、今日の

タイトルは『角帯いっぱい』。


帯地の機を使い、織り上げます。

袋帯の柄をアレンジしてますので、
柄も、普通の角帯とは、一風変わります。


素材も帯地の絹ですので、締め心地は抜群、
絹の光沢あり、『ぎゅぎゅ』と絹ずれも、なかなかです。


とよい角帯に仕上がっています。


機は同じでも、織り方や絹糸の太さ
使い方をちょっとだけアレンジしました。


柄は、
普通っぽいのは避けて、自分で結んでも、
『これは目立つなぁ~』と思える

強烈なモノを、
中心に選んでいます。
(無地もちろんあります‥)

角帯 いっぱい

自分で、どれを結ぼうかな~!

と、思いながら、
今度は、着物が欲しくなってきますね~。


御召でも、織ろうかなぁ‥‥
(もちろん、広巾の機を作って。)

着物に関しては、物欲が尽きません。。


『仙福屋』でも、そこだけ趣味コーナーでみたいな
『角帯コーナー』を充実予定です!


それに加えて、カテゴリ名を
『角帯』⇒『5代目の角帯』

変えてもいいですかね~?
と店長に頼んでいます。。

2008年03月22日

夏号打ち合わせ終了~。


この時期、

夏号の打ち合わせ真っ只中でしたが、

ほぼ完成しました!

後は、最後のチェックを残すのみ!

今年は、『その商品らしく』

というのをテーマにデザインしています。


春号は、色に着目して

極力色目を絞りました


去年とは、

少し雰囲気を変えていますので、

人によって、気付かれた方も。。


最近聞いた話では、

『デザインしている人、変わった?』

『前の人よりいいね~』

と言われて、困ってしまいますが(笑)、

実は、変わっていません。


以前、

書いていたように、

商品部部長がサロン。

私が、美しいキモノです。

夏は、結構な自信作です。。

はるか先の6月発表ですので、

お楽しみに!

2008年03月21日

カニに続いて。


1月21日の

カニに続いて‥‥

と言うことで、今回も引箔を使い、

製作した袋帯です。

080318_1343~0001.jpg

『芭蕉』をモチーフ
にしたものですが、

『蟹』と同じく、原画の迫力を維持しつつ、

となみらしさを出せるように、したつもりです。


いかがでしょうね?

もう一つは、

シンプルな紹巴柄です。
080321_0903~0001.jpg
 ↑ こちらは、極力色数を使わず、それでも埋もれてしまわないモノ


うらも、おもて』シリーズに、

加えていきたい上がりです。


色を考えて、もう少しバリエーションを加えても、

良いかも知れませんね。。


今年一番と、思っている柄は、

裏地と合わせ次第、紹介します~!

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