となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > コーディネート

2012年05月15日

出張週スタート。

 

最近は、短期の出張ばかりでしたが、

今回は一週間。

 

札幌⇒奄美大島と日本ほぼ縦断です。

 

昨日からは札幌です。

 

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『木花七宝×仙福屋御召』

 

新しく作ったものを見てもらって、

色々な意見を聞く。

 

意見そのままにモノづくりというのは、

自分の性格上なかなか上手く行きませんが、多くの人から頂いた意見を

消化して、上手くモノづくりに持ち込んでいく。

 

ずっと行なっている自分のモノづくりスタイルです。

 

今回の縦断も環境も大きく変わりながらなので、

色々と吸収して行けそうです。

 

 

 

 

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早速かどうかは判りませんが、

いつも少し早めに起きて、朝からランニングしてきました。。

(相当ひさびさの運動で気持よかったです。)

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2011年05月17日

広がっていくコーディネート。

 

以前、リメイクした帯のコーディネートです。

 

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『作楽:投網(帯)×神坂雪佳の世界(着物)』

 

投網は、広がりがある柄で、ジーッと見ていると

網にスーっと吸い込まれていきそうになります。

 

着物も雲のような花弁が全体にフワッと広がっていて、

こちらは周りに、広がっていきそうな華やかさのある着物です。

 

前は、純銀の帯留めに三分紐。

 

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お正月にも登場した帯留めです。

 

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『麹塵染(薄地)』

 

帯の地色が薄いのと濃いのとの違いもありますが、

三分紐を変えるだけで、遠くから見て、受けるイメージが

大きく変わります。

 

上の場合は全体が馴染む感じで、

下はアクセントとなって、主張します。

 

帯留め×三分紐のコーディネートまでは、

製作しているときに、気が回らないことが多いですが、

こうやって上手く合わせてもらえると、帯がイキイキと見えますね。

 

 

 

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2011年02月17日

東京から、作楽コーディネート

 

明日は、東京へ日帰りで行きますが、

先行して行っているスタッフから、『こんなのどう?』と、

作楽コーディネートがきました。

 

裾にいると子ネコとのバランスが面白かったので、

紹介しておきます。

Photo 2月 17, 3 40 43 午後.jpg

 

この帯に名前を付けたはずなのですが、

皆さん、『月のしっぽ』と言わはるので、

そちらにしたいと思います。

 

帯は、番号で呼ばれたり(2311とか)、

柄でよばれたり(桜の散りばめた柄等)が、

普通なのですが、この帯やバームクーヘンだったりと、

愛称を付けてもらえるのは、帯にとっても幸せですね。

結ぶ人にとっても、大事にしてもらえそうです。

 

さてさて、このコーディネートが明日

皆さんに『いいなぁ』と言ってもらえたら、

嬉しいですね。。

 

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2010年09月13日

数日


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2010年08月14日

W金魚。


今日は、ちょっと涼し気なコーディネートをお贈りします。
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 神坂雪佳の世界より

このコーディネートは、以前に紹介したと思っていましたが、
探しても見つかりませんでしたので、紹介します。
(もし載せていたら、ごめんなさい)

この金魚のモチーフとなったのは、『神坂雪佳の世界/金魚玉』です。
080520_1523~0001.jpg
 →http://senpukuya5.seesaa.net/article/99612846.html

この帯の紋図を製作しているときに、頭の中に、ワーッと出てきた
金魚を帯にしたものです。

大きな方の金魚玉の紋をじっと考えていたから、
頭内が金魚だらけになったのだ思いますが・・・
悩んだおかげで、お気に入りの柄が出来ました。。


このコーディネートには、もう一匹、
前の藻部分に、金魚が・・・
IMGP3213.jpg

そんなコーディネートでした。

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2010年07月27日

涼しさを三重奏に。

 
今日の京都も相当な暑さです。
会社の前は工事中で、余計に暑~く感じます。。
IMG_0749.jpg
こんな感じです。


そんな京都から今日はちょっとだけ涼しくなる

コーディネートをおおくります。


以前も登場して、とても反響の大きかった帯に、
 →前は絞りの縞柄にコーディネート


IMG_0307.jpg
 



今度は、ベージュ御召にモレッティの帯留めを合わせてみました。

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『総紗縫premium ×  御召』



『総紗縫premium』は、総紗縫の生地に汕頭刺繍を施したものです。
 
この帯は、①透け感のある総紗縫に、
さらに②透け感が強くなる汕頭刺をしているので、

透け感に奥行きが出るという、ちょっと不思議なものです。



さらに、日本の硝子よりも、③透明度の高い硝子を使った帯留め。

透け感の三重奏みたいになっていて、見ているだけで、涼しげです。


ちなみに、着物は、ベージュのシンプルな経縞の御召。
帯留めは星型の帯留(ヒトデっぽくも見えます)。



涼しげな気分になりませんか?

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2010年07月09日

昨日に引き続き。 総紗縫コーディネート

東京から移動して来て、今日は横浜にいます。

昨日、東京での着姿を載せますね。

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鳥獣戯画のウサギ
(『兎』よりもカタカナ『ウサギ』のイメージですね。)
をモチーフにした帯とあっさり縞の着物です。

『鳥獣戯画』という元々遊び心のある柄が、
巨大になると、遊び心だけになってしまう。

そんな好みは分かれるモノだと思いますが、
個人的にこういう帯は大好きです。

さらっと、合わせられる所は、
お洒落な方ですね。


京都からせっかく出てきていますので、
こんなコーディネートされて、
結ばれた帯を見て楽しんで帰ります。

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2009年12月18日

久しぶりの白。。

着物を着る際、
ほとんど衿は色を入れています。

中でも合わせやすいもの、
例えば薄いグレー系などが多いのですが、
たまに金茶を入れて、ポイントにして見たり・・・

今日は久々に『白』を入れてみました。
こんな感じです。
Img001_1536x2048.jpg

御召⇒黒茶
着物⇒御召角通し・グレー
袴  ⇒薄グレー紬
足袋⇒白

と、シンプルなのでまとめています。
衿が白いと、締まりますね。

『白』の使い方、あまり気にしなかったですが、
今後うまいこと使えるように、意識していきます。

そういえば、帯作る際は、一番気を使っていますが、
自分のことだと、なかなか・・・

2009年12月13日

袴復活~!

attached.jpg

とことんまで履き潰してしまった、
袴を修理に出そうか、そのまま引退させようか、
悩んでいました。
(と言っても、『直す?』と聞かれて、『はい。』
     と即答してしまった位の悩みですが・・・。)

あまりにもボロボロ
だったので、直らんかな?
とも思っていましたが、今は完全に新品状態です。

この辺りが着物の良い所ですね~。
(といつになっても感心してしまいます。)

今日は袴中心ですが、着物は御召の角通し、
羽織も御召で黒に近い茶。角帯はベージュ。

そんな落ち着いたコーディネートです。
草履も黒です。。

2009年12月04日

いろんなモノがよぎっていきます。

今日の仕事は、出たり入ったり、と
溜まりに溜まった苦手系な仕事をただ今、
減らしている最中です。

今日は、
合間を見つけて、コツコツと書いています。

ケルティック』シリーズのおかげで
まだ頭の中は、結び目から抜け出れなく、
今はそればっかりになっています。

他のモノづくりをしていても、
というより今も・・・
ねじれたモノや結び目が頭をよぎっています


そんな時、横を通られた着物姿です(社内ですよ。)。
帯は『百楽』シリーズ

帯もとても人気のある柄なのですが、
それよりも今回だけは、着物に注目してもらいたいです。

『仙福屋の御召』です。
IMGP2708.JPG
『百楽×仙福屋の御召

色目は、クリームというよりも、
クリームが入った白色。

オフホワイトでも無くて、
濁らせずにわずかにクリーム色を足した。
そんな色目です。

経糸に三眠蚕の糸を使い、
縞状に整経をして、織り上げた御召です。

以前も紹介しましたが、
今度は縞のみのシンプル柄です。

数十年仕立てをしている方から、
人生で一番イイ風合いの着物というお墨付きを
もらったので、自信を持って着てもらえます。

私も着ていますが、
単衣もなかなか良いと思います。

そうこうしながら、並行して
ケルティックもボチボチと進んで行ってます。


さて、紅葉中の京都
(というより、堀川寺の内付近は・・・)

ですが、少し変化がありました。

イチョウが散りはじめ、道が黄色になって、
ある意味一年で一番華やかに見えます。

 ↓これがずっと続いています。
IMG_0720.JPG


普通秋と言えば、
こんな感じでちょっと哀愁漂う気分ですが・・・

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