となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > コーディネート

2009年11月22日

山の上、1

attached.jpg


撫子の帯に、南蛮七宝の着物。
三分紐に硝子の帯留。

落ち着きつつも、華のあるコーディネートです。

この帯留が入る前は、シックだなぁ・・・
というイメージが強かったですが、入った後は、
印象が強く残るコーディネートになりました。

タグ:

2009年11月13日

あるコーディネート。

ある方のされたコーディネートです。

DSCF0489.JPG
(作楽紬×仙福屋御召)

生成り色の御召に、
月をモチーフにした紬地の帯。

分けてしまえば、共色のコーディネートに
入ってしまいますが、ただ単にそれだけではなくて、
(言葉があれば)イイ意味の儚い空気
の漂う合わせ方です。

多く言われることが、『縞柄の着物に縦のボカシ帯?』
と悪いイメージを持たれそうですが、
このコーディネートの場合、ピッタリとはまっています。

後は、帯締めに帯上げ。
もしかしたら、帯留も入って、儚いけれども
帯留で留っている、何となく、そんな感じが良さげです

個人的には、帯が主張しつつ、着物は控えめで、
小物も帯よりは控えるけど、前に出たそうにしているような
コーディネートをずらっと並べて見せていきたいなぁ・・・
と思っています。

2009年11月13日

あるコーディネート。

ある方のされたコーディネートです。

DSCF0489.JPG
(作楽紬×仙福屋御召)

生成り色の御召に、
月をモチーフにした紬地の帯。

分けてしまえば、共色のコーディネートに
入ってしまいますが、ただ単にそれだけではなくて、
(言葉があれば)イイ意味の儚い空気
の漂う合わせ方です。

多く言われることが、『縞柄の着物に縦のボカシ帯?』
と悪いイメージを持たれそうですが、
このコーディネートの場合、ピッタリとはまっています。

後は、帯締めに帯上げ。
もしかしたら、帯留も入って、儚いけれども
帯留で留っている、何となく、そんな感じが良さげです

個人的には、帯が主張しつつ、着物は控えめで、
小物も帯よりは控えるけど、前に出たそうにしているような
コーディネートをずらっと並べて見せていきたいなぁ・・・
と思っています。

2009年11月11日

ある意味これで完成!

以前、織に時間を掛けて製作していた帯が、
やーっと上がってきました。

この上がってきたというのは、『形としての帯』ではなく、
『結ぶ状態の帯』としてです。

そこで、まず試し締めです。
IMGP2533 - コピー.JPG
新しい織物の場合、
この後の一言が、ドキドキします。

帯:『imon』
着物:『御召』

結んでいた帯を解いてもらい、
新しい帯を結んでもらったので、
コーディネートはバラバラになるはず・・・

ですが、帯締めと帯上げ、帯、着物が反対色を交え
上手いことまとまったのが、ちょっと驚きでした。

せっかくなので、今日一日はこの帯コーディネートで
過ごしてもらうことにしました。

感想は、その時に聞くことにしています。
それは、また呟くことにします。。

2009年11月11日

ある意味これで完成!

以前、織に時間を掛けて製作していた帯が、
やーっと上がってきました。

この上がってきたというのは、『形としての帯』ではなく、
『結ぶ状態の帯』としてです。

そこで、まず試し締めです。
IMGP2533 - コピー.JPG
新しい織物の場合、
この後の一言が、ドキドキします。

帯:『imon』
着物:『御召』

結んでいた帯を解いてもらい、
新しい帯を結んでもらったので、
コーディネートはバラバラになるはず・・・

ですが、帯締めと帯上げ、帯、着物が反対色を交え
上手いことまとまったのが、ちょっと驚きでした。

せっかくなので、今日一日はこの帯コーディネートで
過ごしてもらうことにしました。

感想は、その時に聞くことにしています。
それは、また呟くことにします。。

2009年11月09日

北海道にいます。

札幌滞在中です(3日目)。

昨日までの着物は、『麹塵+南蛮七宝』でした。
 これです⇒今日の東京での着物

今日はちょっと静かな着物。

attached.jpg


ひげ紬にグレーの着物、
衿もグレーで、
角帯はベージュと茶の縞

というコーディネートです。
いかかがでしょうー?

ヒゲ紬は、着物に続いて2つ目です。
 ⇒一枚目は、黒地。。


タグ:

2009年11月09日

北海道にいます。

札幌滞在中です(3日目)。

昨日までの着物は、『麹塵+南蛮七宝』でした。
 これです⇒今日の東京での着物

今日はちょっと静かな着物。

attached.jpg


ひげ紬にグレーの着物、
衿もグレーで、
角帯はベージュと茶の縞

というコーディネートです。
いかかがでしょうー?

ヒゲ紬は、着物に続いて2つ目です。
 ⇒一枚目は、黒地。。


タグ:

2009年10月21日

コーディネートを

昨日の打ち合わせで、
HPをもう少し活かしていこう~。
という話でまとまりました。

その中で『やろう』、と決まったことは、
追々HPが変わっていくと思います。

その中で一つ個人的に、やりたいことがあります。
それはコーディネートをもっと集めてみたい!
ということです。

帯、着物、帯締め、帯上げ、草履、着方、等々、
すべてが全く同じことはまず無い思います。

そう考えると『今日のコーディネート』は一瞬で、
着られる方のお『顔』も考えると、
毎回異なるコーディネートと言ってもよいかもしれません。

そんなコーディネートを残していきたいし、
素直に自分が見たい、と思っています。

実際に着物を着た着姿が一番良いのかもしれませんが、
他にも置き撮りで、例えば新作の帯に、着物を合わせたもの、
など、他にもなにかできそうです。

まず最初は、皆さんに、
『着物って素敵だなぁ』、や
『次の休みきたくなった!』と言ってもらえるくらい
の着姿を集めるところから・・・、始めたいと思います。

と言っていたら、
目の前にこういうコーディネートが・・・

IMGP2521.JPG
紗紬帯(『伊藤若冲の世界』)+御召です
(基本織の御召で、さらに後から染めをしたもの)。

帯留は、ト音記号(銀素材)
それに、シンプルな縞の三部紐。

お太鼓は・・・
IMGP2523.JPG

実際の感じは、
帯の色はもう少しグレーがかった色目ですが、
それでもとてもまとまりの感じるコーディネートです。

と、素敵な着姿の人を見つけて、
紹介したいなぁと、思っています。

なかなか、顔を出すのはOKをもらえないので、
その辺りは着姿の雰囲気を見て
想像してくださいね~。

このコーディネートコーナーは、どんな形になるか、
わかりませんが、今からスタッフ試行錯誤していきたい、
と思っています。

昨日の麹塵の着物(男物)は、とても好評です。
まだ手は通していませんよ・・・。
楽しみにしています。

2009年07月31日

『鳴錦』の鳴声+ケルティック

『鳴錦』の新しい柄が上がってきました。
IMG_07  42.JPG
『鳴錦 トワルパント』

柄が染物のように、
ぼかした感じをイメージしています。

染物?と思ってもらえそうで、
実は、織物?なのかな?

というのを狙っています。

なぜ、『鳴錦』という名前を付けたかというと、
『絹ズレ』の音が他の帯よりも、多く聞けます。

だから、『なるにしき』です。
そんな名前なのですが、織る職人さんからの声が
大きい由来です。

織り始めた当初、職人さんと話をしていて、
『このお絹は、物凄い鳴きよるで。。。』
(※ お絹=帯)

『締めやすいやろ~』
というのが頭に残っています。

それをそのまま素直に付けた
名前が由来です。

鳴る鳴る鳴ると書いても、
??なので、撮ってみました。

IMG_0743.MOV

『ギュ・キュ』という音が聞こえると思います。

結ぶ時、気持良さそうです・・・


も一つ、こちら・・・
ケルティックの帯留
IMG_0732.JPG
写真に撮ると、黒。

実は、濃い紫のような
茶系のようなハッとする色目です。

これを合わせると・・・
IMG_0751.JPG

急にこの帯留を依頼したので、
コーディネートは考えていませんが、
意外にハマっています。

好きな帯留です。


2009年07月30日

コーディネート2つ

今日は、
京都の4階和室で話をしていました。

内容は、『帯留』です。

特に今日は『瑞玉』です。
(明日、ケルティック帯留を)
IMG_0726.JPG

『小さな帯留』だけでなく、
結構コーディネートで遊べます。
(普通の帯留は何個もつけませんよね)

例えば、2つ付けて見ると・・・

瑞玉一つでももちろんポイントになりますが、
2つになると着姿にシャレが効いて
周りの人からは『なに??』。

となりそうです。。
IMG_0728.JPG
(市松の三分紐も密かにいい感じです。)

その他にも、この『瑞玉』帯留をアピールする所ないかな?
と話をしていると、

『これはどう?』
とこういう話が出てきました。

『瑞玉』をいくつかを三分紐に通し、
前へいくつか出して、後はお太古の中へ。

その時の使い分けで、
前へ出してくるモノを選ぶ。
IMG_0729.JPG
(ずらしている途中です。。)

かなり面白かもしれませんね!

作った方からすると、一つでポツンと、
可愛く・・・

だったのが、それに加えて

いくつも並べて、『色合わせ』を作りだす。
お太古に隠して、好きなモノを前に出す。
等々、

実際に着物を着る方の意見で、
色々、楽しみが増えてきています。

今までは・・・
硬質で透明度の高い硝子を高度な技術で・・・
というので、驚いてもらえるのですが、

そういう話だけでなく、
『こだわり(少々)』

『どう使ったら素晴らしいのか?』
『お洒落な着姿になるのか?』

 (使い手の気持ちを多く)

という面を少しずつこれからは、
増やしたいと思います。

帯にしても作り手は、『苦労した話』が
ほとんどの話してしまいがちです。

もう少し、違った角度から
話も交えていきたいですね。

明日も面白いもの用意しておきます。

カテゴリ

バックナンバー

  • 仙福屋宗介
  • 仙福屋宗介
  • 仙福屋宗介

となみ帯

Facebook

LINE@はじめました
友だち追加

新着記事

五代目日記2冊目は、こちらです。 ⇒http://www.kyo-tonami.com/godaime2/…

今日が2016年の最終営業日でした。この一年、本当にあっという間でした。 年末のモノづくりは抑え気味と言いながら、今年も最後…

来年に力を入れていきたい、襦袢があります。さざ波の様な細かなシボが、生地全面に入った、手触り風合いの優しい白生地を使います。(生…

2ヶ月に1度位の割合で着物姿を撮影しています(前回は月心寺)。今回も本社向かい、徒歩3分圏内での撮影でした。 天候は曇り、たまに…

今年中には間に合いませんでしたが、間もなく完成の帯揚げです。 帯の意匠を使い、帯揚げらしく修正を掛けた図案の段階です。 ここから…

携帯サイトのご案内

QRコード

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...