となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 報告

2015年04月18日

今日の着物。。袷モノがもう少しほしい。

 

3日間の出張が終わり、京都へ戻ってきました。

写真を撮ろう撮ろうと思っていたのに余り撮れず、仕方なしに
今日着ていた自分の着物を撮りました(折角出てきたのに残念)。

 

L1870064.jpg

 

羽織は御召に紬を通した南蛮七宝文様←昨日は立涌地紋の無地。
麹塵染の南蛮七宝御召。角帯は紹巴織の作楽。羽織紐は仙福屋でもお馴染みの
純銀帯留め作家さんに作って頂いたモノ。

写っていませんがお襦袢は若冲の付喪神。
そんな構成です。

 

夏や単衣モノは最近作りましたが、袷モノは何年も作っていので、
そろそろ自分用に。そんなモチベーションでモノづくりに取り組んで行きたいと
思っています。

 

今日置いていたヤヤコシイ紬の着物(もちろんうちのオリジナル。)を見て触って、
何かできそうなイメージが湧きましたので、早いことこの気持のまま、
この辺りをベースにモノづくりをしていきたいです。

 

これくらい短い出張でも、皆さんから濃いお話も聞けて、とても有意義でした。
福岡の皆さん、ありがとうござました!

2015年04月14日

反省。

 

『もう少し着せつけをキレイにした方が良い。』
と時々お叱りを受けることがあります。

 

昔は雑誌にモデルさんに帯を結んで頂いて、
スタイリストが入りピシっとした着こなしで撮影、掲載して頂いていました。

今も年に2回ほど雑誌に載せています。ここではプロの手が入るので、
私達も全くもって完璧に近いコーディネートや着姿を見たいです。

 

ただ、今現在行っているFacebookPinterestInstagramに関しては
(スタッフもたまに入っていますが)となみ帯を結んで頂いているお客様の着姿です。

しかも、嬉しい事にほぼ自装。
だから、どうしてもプロの着せつけとは違うところも出てしまいます。

 

着物は見て周りを楽しませる要素が強いのも理解していますが、
やはり着られた本人が楽しむ『着るもの』であるのが一番です。

そんなこともあり、出来る限り素のまま、自然のままの姿を撮らせて頂いています。
『あっ、今お太鼓の写真ください。パシャ。』こんな感じです。

 

もちろん、洋服と同じく周りの方々を不快にするようなことは良くないと思いますが、
フォーマルな着物でない限り、あまり厳しいことを言うと、部屋の中では着る練習をしても、
誰かに何かを言われないか?と怖くて外に出られません。

 

自分も男物を着ていて、激しく一日中動いていると、たまに帯が落ちることがあります(笑)。
笑っている場合ではありませんが、着慣れてくると自分が楽なように結んでしまって、それが
原因で稀に落下します(『帯屋やのに。。。』と言われます。)。

 

私もそうなので、非常によく分かるのですが、多くの方に着物を着て周りの方々から
『やっぱり着物って素敵だなぁ』『自分も着てみたいな』と感じて、できれば褒めて頂きたいです。

 

私達の説明不足が原因ですが、今後も気持ち良くお客様に写真を撮らせて頂き、UPしたいと
考えていますので、温かい目で見て頂ければと、お願い致します。

 

反省しつつ、
今後は説明も加えて、コーディネートの紹介をしていきたいです。

よろしくお願いいたします。

 

 

2015年03月30日

全くの白紙から。

 

久しぶりに唐長さんへお邪魔してきました。

いつもパワーを頂いて帰ってきますが、今回も同じ。
ただ、いつもと違うのは ↓ これではないこと。

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もちろん、端々には出てきますが、今回から始まるのは、
新しいモノづくりです。

 

『本物が本物として残るように』

 

いまは全くの白紙ではありますが、となみ織物の持っているもの、
自分が使えるもの最大限、ここに費やして行きます。

 

今日は濃い、前向きな一日でした。

2015年03月14日

いまのところ、50の着姿。

ブログやFacebookに上げている写真があります。

 

モノづくり途中の写真、職人さんの写真、モノづくり完成品の写真があって、
残しておきたいモノばかりです。

その中でも着物姿の顔でもある『お太鼓』をまとめておけば、後から一覧した時に
『面白そう!』、数が多ければおそらく『圧巻。』です。


そこで見やすい様にどうしようか?となにか探していた所、
しばらく止まっていた『
Instagram』が上手く行きそうですので、
 →https://instagram.com/senpukuya5/  にUPしていく予定です。

 

モノづくりもそうですが、新しいもの好きですので、色々Web系のものも
試したものがやっと役に立ちそうです(笑)。

 

普通に使っているとスマホからしかUPできないようなので、
そっちメインですが、上のリンク先からPCでも見て頂けますので、
興味のある方は是非。

 

お太鼓を揃えて圧巻!言われるように写真を載せたいですので、
カメラを向けてとき、是非ご協力下さいm(__)m

よろしくお願いします!

 

今日はFacebookでも人気のあった、二重織りのお太鼓をUPしています。

スクリーンショット 2015-03-14 21.54.08.png

 

今のところ約50のお太鼓です。

2015年03月08日

今日限定の展示場。

 

今日は日曜日なので休みですが、お客様が来られるということで、
いつもの展示場をこの日のためだけに、大・陳列替えをしました。

 

1237109_563476607022462_897022172 -2_n.jpg
『いつもはこういう感じです。』

                  ↓

 

DSC01238-2.jpg
『今日の朝、最終打ち合わせ中。』

 

いつもは三千本近く並んでいる帯を半分以下に減らし、着物や小物を加えています。

(自社製の着物を中心に、他産地の着物を加えた陳列です。
驚くほど馴染むので、できればこのまま置いておいきたい位でした。)


ほぼ袋帯だけを目の前にズラーっと一杯に並べる迫力も捨てがたいですが、
問屋さん等のプロでも、何を手に取るのか迷われるほどですので、
絞りに絞って減らしています。

 

今日はスタッフも半数近くは出社していました。
本当にご苦労様でした!

 

出来る限り最大限、来て頂ける方に驚いて&喜んで頂けるモノを日々、
モノづくりして行きたいと思います!

 

今日は、早く寝ます〜。

 

 

 

2015年02月20日

類似品について。やらなくてはいけない仕事。

 

久々に書きますし、今後定期的にも書きたいと思います。

類似品と疑われる商品の報告が、最近特に多いです。

 

類似品や偽物等の対策として、となみ織物ではこの様に対応しています。

 

 

 

スクリーンショット 2015-02-20 15.28.32.png

 ⇒本体ページヘ

 

 

まず、証紙。機屋の番号とともに品質表示が行われています。

その次に、POS札。となみ織物独自のPOSを発行し、製織者や配色、柄等を調べることができます。

最後に、帯のタレ部分にある織り込み。となみ帯の他商品ネームが織り込まれています。
(これに関しては、一部敢えて織り込んでいないのもあります。ただし、超が付くほどの特殊品)

 

今から10数年もしくは20年ほど昔に、うちの帯の柄やネームの織り込み、配色も、
そのままコピーされてしまい、警察と新聞沙汰になったこともあります。

なぜわかったのか?というのは、後日談で。。。

 

 

ホームページやSNS等で注意喚起して、そういった悪質なコピーは減ったのかもしれませんが、
単純な証紙貼替え等で偽ることはまだまだあるようです。他社帯には『となみ帯』に当たるネームを
織り込んでいるメーカーはほとんど無いため、初めて帯を買う方などは証紙だけを信じて、
騙される恐れがあります。

 

先日あったのは、全く関係のない帯を『となみ織物』の箱に入れて販売といったものでした。

お客様からメールが来て、『となみさんのですよね?』と言われましたが、全く違いましたので、
その様に返事をしたところ、反対に、『メーカーとして偽物防止をシッカリして下さい。』
と叱責されました。

 

ホームページやブログ、フェイスブック等で周知しているつもりですが、
まだまだ努力不足だった様です。

 

正直、箱だけ入れ替えて、それだけを信じてしまわれた場合の対策。
メーカーとして、できることは非常に難しいですが、そういう事例を含めて注意喚起していく、
それを続けていきたいです。

 

他にも、証紙も織り込みも全くないのに『となみの帯です』と言われて買われた例も
ありました。これにもどのように対応するのか?難しい問題です。

 

 

また、オークション等でも明らかに他社なのに(他社証紙の写真あり)、うちの商品名を入れて
いるところも見受けられるので、1つずつ注意、警告していく。

他に、これもWeb上の話ですが、『産地直接買い付け等』の記載をして安さアピールをする。
となみ織物ではそういった業者さんは、一軒も直接の取引はありません。

 

あるお客様からは有名税やし。とも言われました。

こういうことを定期的に発信する、やるべき仕事ではありますが、
本来そういう悪質な業者がいなければしなくて良い仕事です。

 

後向きの仕事をやらなくて良い様にしていきたいです。

 

 

 

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