久々に書きますし、今後定期的にも書きたいと思います。
類似品と疑われる商品の報告が、最近特に多いです。
類似品や偽物等の対策として、となみ織物ではこの様に対応しています。
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まず、証紙。機屋の番号とともに品質表示が行われています。
その次に、POS札。となみ織物独自のPOSを発行し、製織者や配色、柄等を調べることができます。
最後に、帯のタレ部分にある織り込み。となみ帯の他商品ネームが織り込まれています。
(これに関しては、一部敢えて織り込んでいないのもあります。ただし、超が付くほどの特殊品)
今から10数年もしくは20年ほど昔に、うちの帯の柄やネームの織り込み、配色も、
そのままコピーされてしまい、警察と新聞沙汰になったこともあります。
なぜわかったのか?というのは、後日談で。。。
ホームページやSNS等で注意喚起して、そういった悪質なコピーは減ったのかもしれませんが、
単純な証紙貼替え等で偽ることはまだまだあるようです。他社帯には『となみ帯』に当たるネームを
織り込んでいるメーカーはほとんど無いため、初めて帯を買う方などは証紙だけを信じて、
騙される恐れがあります。
先日あったのは、全く関係のない帯を『となみ織物』の箱に入れて販売といったものでした。
お客様からメールが来て、『となみさんのですよね?』と言われましたが、全く違いましたので、
その様に返事をしたところ、反対に、『メーカーとして偽物防止をシッカリして下さい。』
と叱責されました。
ホームページやブログ、フェイスブック等で周知しているつもりですが、
まだまだ努力不足だった様です。
正直、箱だけ入れ替えて、それだけを信じてしまわれた場合の対策。
メーカーとして、できることは非常に難しいですが、そういう事例を含めて注意喚起していく、
それを続けていきたいです。
他にも、証紙も織り込みも全くないのに『となみの帯です』と言われて買われた例も
ありました。これにもどのように対応するのか?難しい問題です。
また、オークション等でも明らかに他社なのに(他社証紙の写真あり)、うちの商品名を入れて
いるところも見受けられるので、1つずつ注意、警告していく。
他に、これもWeb上の話ですが、『産地直接買い付け等』の記載をして安さアピールをする。
となみ織物ではそういった業者さんは、一軒も直接の取引はありません。
あるお客様からは有名税やし。とも言われました。
こういうことを定期的に発信する、やるべき仕事ではありますが、
本来そういう悪質な業者がいなければしなくて良い仕事です。
後向きの仕事をやらなくて良い様にしていきたいです。