となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 唐長

2016年12月16日

自分たちにも返ってくる仕事・・・。

400年のイベント準備のため、唐長さん(12代目工房)へお邪魔してきました。『来るのは何回目だろう?』と考えてもスッと回数が出ないくらい、今年は沢山お邪魔しています。本当にありがとうございます。


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イベントまでの期間、自分としては大きなテーマ、課題があります。それは『本物を作り出す、モノづくりをどう伝えるのか?伝えるために必要なモノは何か・・・?』を探すことです。唐紙だけでなくて、自分たちがいつも行う帯づくりもそう、普段当たり前の様にあって、そのことをどう伝えるのか?というのは、意識しなくてもできる呼吸のようで、改めてするのは非常に難しいです。

今回は唐長のモノづくりを通して、自社のことにも大きな気付きになるのではないか?と予想しています。そんなこともあり、となみスタッフは沢山巻き込んでいく予定をしています。簡単に上手く行くはずはなさそうですし、これから7年間ずっーと頭の中にある、仕事になってきそうです。

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さて、唐長さんでは(お忙しいところの)午前中を最大使わせて頂き、打ち合わせを中心に、南蛮七宝文様の原板!を使って、目の前で12代目の技を見せて頂く機会もありました。(これに関しては撮影させてもらいましたので、イベントの際に使わせて頂く予定をしています。)

一緒に行った中には『初唐長体験』の人もあり、その方の反応を見せてもらいながら、また12代目の文様ストーリーを聞かせてもらいながら、濃い半日を過ごしました。このあたりは皆さんにちゃん、と伝えれるようにしていきますね。

自分が少し関わった所は、(撮影される方は、全然慣れない 苦笑)12代目との対談。
こういうことです。
 →唐長12代目✕となみ織物5代目対談を撮影(お話は、楽しかったです)。

等々、これから行っていくイベントの土台作りでした。
徐々に積み上げていきますね。

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2016年12月09日

唐長文様『南蛮七宝』のビロード

『わかりにくい』かもしれない。
というよりイメージが湧かない、との意見を頂き、
職人さんに、ビロードが『どう大変なのかがわかるモノ』を織って頂きました(笑)。


ビロードというと、憧れの着物の一つ。
仕立てず、丸巻きの状態でも特徴的なこのビロード。

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昔ながらのやり方で織っている所は、ホンの僅か・・・。
そうじゃないのは、こういう感じで反物で見ると、大体わかります。

この織りを説明する際には『鉄線の様なモノを通して織り上げ、柄を強調さたい部分をカットする。
しかも手で一筋ごとに・・・。』的な説明をしています。

『絹の反物に鉄線ってなに?』と思われるかもしれませんので、写真を載せておくと、
鉄線部分はこんな感じです。

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この鉄線を織り込むことで、経糸が鉄線の太さ分、余計に糸が取られます。
その鉄線を抜くと『輪っか』になります。→いわゆる輪奈織

鉄線を抜く前の輪っかを一筋ごとにカットすると・・・、

P2220073 (1).jpg

この様な感じで輪の先が花開いたようになります。

そして、全体を染料で染めると、このカットした部分が濃く見え、強調される、
ということになります。

通常の織物より、一手間どころか、二手間も三手間も掛けた織物です。

今まで、南蛮七宝文様で様々な織物、素材を試してきましたが、
これだけやっても、全然飽きず、余計に好きになる文様です。

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2016年12月02日

400年への打ち合わせ。

来年の1月から、400年に向けた唐長展示会を行うための、打ち合わせ。
(敢えて、この12月まで発表を控えていました)

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このイベントの大きな目的に『本物を知って感じてもらう。』ということがあります。また最終的には数多くの方に来場いただき、できる限り多くの人に伝え、そしてファンになってもらいたい、想いがあります。

ただ、簡単に『本物』と言ってみても、唐長さんの修学院工房であれば伝えられることも、場所や空気感が変わると、伝えにくい、伝わりにくいこともあると思います。また、単に陳列して、実施するだけでは、お客さんに『良いもの見たな。』だけぐらいしか伝わらない(それも難しい?)。それだけでなく『本物』を感覚として伝えたいですので、おそらく繰り返し、こういうイベントを実施して、試行錯誤と修正を加え続けていかなければ、満足する形にならないと思っています。

そのための、今は打ち合わせです。協力するメンバーで案を出し合い、今なら出来ること、自分たちがやりたいこと、見せたいものを決めていく。現状は、今から自分たちが、皆さんにも楽しい、何かができるかもしれない。そんな漠然とした期待いっぱいのふわふわした状態です(もしかして一番楽しい時期かもしれませんね。 笑)。

そんなこともあって、来年に関しては、まずイベントをプレ開催をしていきます。
場所も色々、意外性も含めて試行錯誤します。

お客さんに関しては、今回は『唐長の世界』に興味を持たれていて、来場を希望して下さる方を対象とする予定をしています。現段階でファンの方には、今回でさらにハマってもらって。周囲の方々へ伝播して頂ければな、と思っています。そんなことを繰り返していって、7年後の400周年には大きな流れを作りたいです。

今のところ、想いも人数分あります。
それがまとまって、集約されて、進む。

漠然としたイメージではありますが、これから楽しみなイベントになりそうです。

2016年11月22日

牡丹唐草①。型の前段階と白生地。

長い目で言うと400週年に向けてのモノづくり、その一部を新たに始めています。


唐長さんの中にある650の柄から、12代目と先日選んだ3つの柄(牡丹唐草、枝桜、瓢箪唐草)。
それを今から帯や着物、小物の形にしていきます。

その一つ目、唐長文様『牡丹唐草』。


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(白生地と右は唐紙を元に制作した型を作るための前段階)


最初のイメージに引っ張られることもあり、帯から?着物から?小物から?と数ある選択肢の中から、
『これから始めよう。』と決めるのは、意外なほど大事なこと、です。

その意味から帯のイメージがまだ固まっていない段階で、始めると後々苦労しそうなので、
まずは一番ニュアンスを掴みやすい着物作りからスタートしています。
その後、帯かな・・・。

(昔から帯にしたかった柄なので、ホントは帯から・・・の気持ちがありますが)

型が上がってきて、どんな風に上がるのか?
その段階の打ち合わせを入念に終わりましたので、そちらは後祈るだけ・・・。

次に、写真にあるように生地と、配色です。

着物としてはもちろん、唐紙の雰囲気も残しつつ、上品で色は柔らかく、使いやすくて、
ここぞという時にも出てきそうな着物。

気持ち先行で、まだまだ最終の仕上がりまで時間掛かります。

それまでに、見本で染めること、その前に型を見ること。それを元に、配色と生地の地風で雰囲気を考え修正をしていきます。
『やった。出来た〜。』といえるまで、上記のイメージを何回も頭で唱えつつ、後は進めていくだけです。

楽しみです。

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2016年11月18日

唐長さん打ち合わせ。今月その2 2017〜の打ち合わせも

今月は2回目となる12代目との打ち合わせ。

机の挟んで瓢箪や雀形、南蛮七宝などの唐紙や帯を目の前にしながら、話すべき点が数多くフワフワと出てきて、それを一つずつ片付けていきながら、最後にわーっと一気に集約する。そんな濃い2時間です。


世間話の雑談が、いつの間にか今後の重要なモノづくりの話になり、少し俯瞰してみた戦略的な仕事の話が、気付いたら趣味の話にもなりながら、結局そこにいる全員が見ている部分は、本物を来られた方に伝えること、そこに向いています。


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例えば今回は、名古屋帯で登場する予定の『雀形七宝』を帯と唐紙、同じ空間に展示したいため、唐紙制作をして頂くことになりました。ただ単に文様がある、それを帯にした、のではなくて。大きさも色も雰囲気も様々あるこの雀形七宝、その中から着姿に映える大きさ、雰囲気、帯であれば織組織、それが様々な雀形の唐紙を見て、感じて頂きたい、このコラボだからできる帯、それが伝わるようになれば、と考えています。

知れば知るほど、世界にハマりこんでいきますが、
それを『柄だけ』の上辺でなく、織物の組織から活きてくるように、
今までも意識しているのですが、知れば知るほどやりたいことが山ほど出てきます。

ちなみに、雀形七宝は帯にするとこんな雰囲気になります。
(着物の上から身体にあててみた状態です)

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2016年11月14日

南蛮七宝文様の広巾ショールを男物として・・・

ショールにストールにスカーフに、コート以外の防寒用の何かを南蛮七宝で。
と相当ざっくりとした依頼をもらうことがあり、制作した大判のショール。

作りはじめから、1年以上経ちました。


最初から『こんなのが欲しかった』と、好評を頂いたこともあり、必要以上にこねくり回さず、
(いつもであれば、試行錯誤したりしますが)今のところ、モノづくりし始めた状態、
一番シンプルな形を保っています。

スクリーンショット 2016-11-10 17.08.23.png

もし、このショールをどこかの展示会に持っていた場合、
説明としては下記のような感じです。

文様は『南蛮七宝』。素材は絹100%。

特長は帯も隠れる大判。生地自体、透けるかか透けないか、ぐらいの薄手で織ったため、
単衣シーズンに、コート代わりとして。
生地表面には、縦シボをつけ、シワになりにくい。
また今の季節であれば、そのシボに空気を貯め込み、温かい。

4つ折りにすると、マフラー代わりにも・・・。

スクリーンショット 2016-11-10 17.11.23.png

先日、朝7時から24時くらいまで、文字通り一日中、着物を着ていました。
しかも、天気予報では寒い。

とあったので、試作&撮影用の一枚を(写真の薄グレーです)使ってみました。
一番最初の試作段階を使った感想や買って頂いたお客様からの反応は知っていても、
今回に関しては自分で使ってみるのは初めて。

最初は、一年経ったので改善点が見えてくるか?
一応、女性を念頭に作ったものなので、なにかその面で自分が使うと、
不都合がでるのか?
もしかして、そもそも似合わない?(笑)などなど、頭を過ることは沢山ありましたが、
使ってみた結果、相当自分も欲しくなりました(苦笑)。

引染めバージョンではなくて、浸け染で染めようかな・・・。
個人的には藍の濃い色でと。。。真剣に悩んでいます。

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2016年11月08日

お太鼓トートを使っています。

帯を使った小物作りの場合。
できるだけ早い段階で、帯地が日常の生活の中に普通に溶け込んで『素敵』とか『わたしも持ちたいなぁ。』、『いいなぁ(憧れ)』になれるようにしたい、と思っています。


そんなことで、小さな第一歩。
自分でも『お太鼓トート』(色は茶)いつも持ち歩いています。
ちなみに、この色です(一応リンクを貼っておきますね)


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このバッグは、見た目の形が非常にシンプルなので、あまり手が掛かっていないように(試作は大量・・・)言われます。が、元々イメージしていたモノから、色んなモノを削いで試作、削いで試作と作り続けて、今の形に落ち着きました。


形だけではなくて、持ち手も帯地から、合皮、化繊などの見本作りを通って、今の配色の革に(となみブルー)。サイズも1.5倍くらい(帯地に足す)から、半分まで試作作り。ポケットの数なども検討事項の都度、怪しい、分かりにくい部分は実際に試作。

最後の決め手、拠り所は、名前にもある『お太鼓』という言葉。
帯地を使うので、大事にすることは、やはりお太鼓。それが意匠の魅力を一番引き出すはず。それを基準にサイズ、使い勝手諸々を検討して、今に至ります。

(南蛮七宝はまだ良いですが・・・)相変わらず毎回勿体無い、と言われるのが、裁断部分。4m50cm前後の帯地から、お太鼓を切り出すように裁断します。ムダもいっぱい・・・。
でも、それが一番良いなら、それをするしかない。それもこのバッグ作りにも生きています。

今の使い方としては、メインのバッグにカメラなどの嵩張るもの。
このお太鼓トートに、Mac,iPad、書類等々という風に。『もう一つ、バッグ持つよりも、荷物減らしたら?』と言われていましたが、このバッグを持つに当たって、しばらく容れ物にまだ余裕があります(笑)。

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2016年11月05日

この前の続き/南蛮七宝の上に(下に)来るもの。

唐長文様『南蛮七宝』のモノづくりとして、帯、着物、襦袢、小物があり、
帯・着物でも、どちらか一方を南蛮七宝にすると、もう一方をどうするか?


自分が着物を着るときも、(軽く悩んだり)考えるところです(笑)。
南蛮七宝が好きなので、着物も帯も襦袢も、羽織も草履もそれで行こう〜。
もちろん、そんなときもあります。

ちょっとそれは、やり過ぎ・・・。の声もあるし、じゃ次は一箇所くらいは遠慮して、
他の柄で。そんなときもあります。(もちろん、全くどこにも入らないことも。)

南蛮七宝を一箇所でもコーディネートに入れるのであれば(それが多くても少なくても)
できれば、着姿全体を唐長の文様の中で、解決させてしまうこと、できないかな?
と思っています。

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そんなことをして絶対に欲しい、ではなくて、これからのモノづくりのキッカケとしても、
面白いですし、同じ世界観の中で、完結させる。結構なチャレンジになります。

今まであれば、帯と同じモチーフの着物を帯着物のセットで、はありました。

そこを進化させてしまって、
同じ世界観で、できれば唐長さんの様な根っこがしっかりした意匠と考え方に基いて、
帯や着物、小物を制作していく。(大変でしょうが)かなり楽しそうです。

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つい先日上がってきた『光琳大波』帯バージョンを南蛮七宝文様の御召の上に
乗せたとき、少し感じた事が、昨日唐長さんのお話を聞いていて、より強く、
思ったところがあり、こんな風に書いて残しておきます。

さてさて、どうなるでしょうね(笑)。

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2016年11月04日

修学院・唐長工房へ。

修学院の12代目工房へ行きました。
しばらく見てもらっていなかったモノや試作を交えて、秘密のモノづくり&企画会議中です(笑)。


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『経箔/名古屋帯』

自分ではほんの僅かに理解し始めたかもしれない、と勝手に思っていた唐長文様のこと、
今日の打ち合わせの間だけでも、『ホントにまだまだだなぁ。』と深みを感じながら、
圧倒されてしまいました。

唐長文様を帯にする場合、唐紙を見せて頂いて(場合によってはお借りして)、
そこから新たに、帯としての図案→意匠図→試し織→帯にしていきます。

その一つ一つの工程、どこを取っても、唐紙の空気感を織りにするコダワリと、
そのままモノづくりした場合、帯地としてどうなのか?の間にスッポリと挟まってしまって、
しばらく作業は進まず、悩むことは多いです。


そこから進めるために、たとえば、『あー、もうこれでいいわ!』と自分の中で納得してしまおう。
と諦めそうになりますが、そんな時は一旦一呼吸おいて、できれば、次の日くらいに『あかんあかん。』
またやり直そう〜、となります。そんなこと、よくあります(苦笑)。

減ってはきましたが、そうなってしまうことが今でも時々ありましたが(だから勘違い?)、
今日の様に、面と向かって唐長さんの話を聞かせてもらうと、ここに関わっている有り難さがわかって、
次のモノ作りへのモチベーションが頂けます。

そんなことをしながら、会社としては何十年、個人としても20年近く唐長さんに学ばせてもらったこと、
驚くほど、本当に沢山あります。

また、この秘密会議の行く先、楽しみにしていて下さい。

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2016年08月31日

洗える襦袢→洗う襦袢

昨年に続き今年も山ほど洗っては着て洗っては・・・
のお襦袢です。

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この襦袢、製作途中に色んな機能を搭載していきました(搭載って言葉がピッタリ 笑)。
『南蛮七宝の襦袢をずっと着ていたい。』お客様からの言葉でした。

そこからスタートして、
最初はオールシーズンの南蛮七宝を検討。
 ↓
折角なので、着ていて身体が楽なモノ=より軽い生地
 ↓
居敷当ても無しで⇒耐久性の検討
 ↓
樹脂とかの加工なく、絹そのまま風合いで、
洗える機能を➕!(ここが結構無茶・・・)


と、当然ながらコスト&手間が掛かりました。

そのお陰もあって、社内いても、複数の色数を見ない(いつも1色か2色があるだけ)
そんな人気のお襦袢になりました。

値段的にも通常品の3倍くらいなので、この人気は脅威的です。。。


ちなみに、上の写真は機能を詰め込みながら、あれやこれやと試作段階で仕立てたモノです。


実験として、例えば、着る度に洗濯→着る度に洗濯。本当は必要ないのに居敷当を付けてみては洗濯。


普通の衿つけては、そのまま洗濯。最後に乾燥機まで回してみる
(これは流石に途中で止めておきました・・・。苦笑)等々。


そんなことがあっても、今年の一番洗う時期を無事?乗り越えることができました。

普通に考えれば、『夏でも、簡単に洗えないの?』と言いたくなる襦袢。


それを洗える様にする。簡単そうで結構大変でした・・・。


見渡せば、他にも当たり前にあってほしいけど・・・、
そうで無いものが着物の世界には色々とありそうです。
妥協して安易な物にせず、良いモノづくりが発表できる様にしたいですね。


そんな気持ちを忘れないためにも、
この襦袢に関して、どこまで洗い続けれるのか、時々皆さんに見てもらいますね〜。

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