2016年10月31日
伝統産業×イノベーション 西陣の匠の技等を建築・インテリアに!プロジェクト第二弾 三井ホーム「禅の家」内覧会@相国寺門前町
『西陣織、清水焼、京漆、京銘竹、京唐紙、丹後ちりめん、京杣木等』をインテリアなどに採用。その中の『西陣織』として選ばれ、地袋(一番下の棚)部分の襖に帯地を使って頂きました。 帯部分のちょうど真上に、唐長一二代目が制作された唐紙の『光琳大波』があって、 去年の古川美術館で行われた『唐長の世界』と似た、同じ空間に配された、唐紙と帯。 そして、今回の帯の織組織は、『紹巴織』。 襖に貼る話を伺っていたので、帯地の裏側(織り糸が見える方)の綴じを最大限細かくし、貼りやすくしています。そのための新たに設計をしました。また、襖に貼ると、帯地の居場所は、お太鼓以上に平面部分ですので、陰影を意識した織りに。文様のシンプルさに気を付けながら、損なうこと無く、仕上がったと思います。また、本来はこのためだけに作った意匠図でしたが、意図は全くしなかったけれど、帯地としても面白そうなことも見つかりましたし、今後に色々と発展させていけそうです。 今回は正確を期するため、引用だらけになっています(笑)。
見ていて、ほっとする様な『イイ感じ』の空気を流れています。
思った以上に、コラボとしても、今回行われた形は良かったんじゃないかな、と思います。
まずは報告まで・・・。