2017年5月19日 23:27

これからの時期に着姿を増やしていくために・・・。

神戸滞在2日目

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京都も日中30度を超えていたそうですが、こちらも快晴。本当に文字通り、雲ひとつもない、お天気でした。『5月』は着物でいうと袷物の時期ですが、とてもじゃないけど、着て外を歩こうという気にはなりませんし、実際来られるお客さんも、当然自分たちも単衣。日なたに出るときは夏物でも、全く問題のない様な気候です。

6月までは袷、6月単衣、7,8月夏、9月単衣・・・。そんな着物のルール的なものはドンドン崩れていて、最近は期間的にはそんなに長くないはずの単衣物を着ることが、一年で一番多かったりする、そんな人も大変多くなってきました。その中の一人、自分もそうです。もちろん、これが北海道や東北だったりすると、少しは変わりますが、大きな傾向としては、暑いときにはそれに合わせたものを着る、そんな風になっていると思います。

さらに、これが夏になると、余計に暑くなります。そうなると、今度は『夏は着物を着ない。』宣言される方が増えてきています。玉突きの様に、袷時期の一部が単衣に、単衣の一部が夏に、夏だった部分の行きどころがない・・・(夏物よりも涼しいものができれば、イイのですが、そう簡単には出て来ないので、ここは課題です。)。

それでも、この着物の季節的なことは、少しずつ打破していっています。年中使える総紗縫。非常に便利な帯ですが、その中でも今まで単衣時期の帯に困っている方にとって、お助けになった、そんな話を聞きます。そして、最近の洗える襦袢(絹)。これはまだそこまで一般的ではないですが、夏洗える。それだけで夏着物のハードルは随分下げることが、今後もできそうです。そして、今まで夏に浴衣を着ても、『そもそも夏着物って、どんな感じで着たら良いのか?』というコーディネート面。これに関しても、少しずつWeb上でまとめはじめています。

夏、単衣きものコーディネート
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モノづくりをしていくのは、メーカーなので当然のこととしても、それをどんな風に使ったら良いのか?その面は今まで、流通の先の方に任せっぱなしにしていましたので、その辺りも少しずつ、つくり手として発信できればと考えています。その面でも、特に既に夏着物を御召の皆さんのご協力、お願いしたいです。献血のお願いみたいですが、コツコツと今後夏にも着物姿が街でも、見られるようにしていきたいですね。

今の夏物よりも涼しい夏物作り。。。言うのは簡単、作るのは難しい・・・(苦笑)。

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