2017年5月21日 23:39

『総紗縫の日傘』に+α

今日も真夏日。とこれだけ暑くなる日中、着物を着るために、必需品なモノは、間違いなく日傘だとおもいます。となみ織物にも10年近く制作していた、『総紗縫』を使った日傘があります。ちょっと前に書いていたように、一度傘職人が引退されたため、製造は中断。今年からまた新たな職人の元、少し制作し始めています。

通常の日傘の問い合わせの他に先日もこの日傘を制作し始めた頃に購入された方から、『そろそろ買い替えたいんですが・・・。まだ作ってますか?』そんな依頼を頂いたり、帯地の総紗縫を初めて見て触った方からは『これ(総紗縫の帯地)で日傘と作れたら、きれいなんじゃない?』(まだまだ数は少ないですが実現していますよ、という返事をさせて頂きました。ご意見ありがとうございます。)、という話も頂いています。先日おこなった着物の撮影時でも、あるのと無いのとでは、現実味が違うし、写真の構図も締まります。

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この日傘のために、試作のモノがあがってきました。これも帯地と同じ総紗縫製です。扇子に袋がつきもの、日傘の場合もそれと同じですが、如何せん傘の長さを考えると、使う帯地の量は半端じゃなく多い。あるのと無いのとでは、大違いですし、違う布で作るよりも、やっぱり総紗縫の生地を使いたい。以前よりも帯地を使うようになった傘本体、さらに日傘袋。一本の帯をどう上手く使うのか、試作が完成し次第、真剣に、その検討を行いたいと思います。

IMG_1192.jpg

今はこの日傘、ショールームに飾っています。ここにいて並んだモノを見ていると、強烈に蒸し暑い京都の夏が、とうとう近づいてきたんだなぁと、実感できます(笑)。ここ数日見て言うと、今年は少し早めに夏着物を準備した方が良さそうですね。

スクリーンショット 2017-05-21 22.46.32.png

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