2017年7月 1日 23:00
海松柄の帯を探す(継続中)
先日、唐長さんへお邪魔した際、そこに来られていた学者の方と少しお話する機会がありました。話の中心もそうでしたし、『唐長』といえば、やはり文様について。調べられておられたのは海松(みる)柄でした。
はじめてお会いした方ですので、自己紹介をした後は、ぜんぶ海松の話。『海松柄の帯は織ってますか?』、『ありますよ。』と答えると、『今すぐ見たいです。』と。その時はお客さんも一緒でしたし、4万柄の帯の中から『海松柄・・・。』というと、なかなかすぐには思い浮かびません。『あれはそうだなぁ。』とか『あの柄の一部も見るだったような・・・』と1,2本は思い出せましたが、他は漠然としたイメージだったので、その時は残念でしたが、『後から写真で送ります。』ということに。
社内に戻っても、後ほど『海松柄』を探すと、数柄見つかりました。
海松柄もそうですが、一柄一柄、文様の一つ一つ、学んで意味を理解して使えるようになりたいと思います。まだまだ勉強不足ですね。
※海松柄は、日本人が古代から愛されてきた柄。海の中では末広がりになって、松にも似ている。海藻の一種で世界中に広がっていて、今でも一部地域では食用にも。
海松色:茶を帯びた深い黄緑色
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