2017年11月28日 22:12

困ったときの白い帯。

ここ最近、Facebook上で白い帯を何点かアップしていました。


24131592_1528271220542991_3865636254570769305_n.jpg
http://bit.ly/2k5ygOe/初期しぼ織の白白。

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http://bit.ly/2Bv5D1l

こちらも、しぼ織。
オウム柄。


他にもイチョウの下で撮った着姿などもあり、
それに対してみなさんからの頂いている反応はなかなかの好評です。

この白い帯をモノづくりとして考えた場合・・・。


◎地色は白。
そこに色を入れて配色する柄は、(白がどんな色とも馴染み、ケンカしにくいため)
比較的簡単にモノづくりは進んでいくことが多いです。
(もちろん完成した帯の出来が良いかは別ですが・・・。)

◎地色が白、上にのせる色が、ほぼ白だったり白濃淡の様な色だけで配色していくのは、
結構な勇気がいります。

配色前の工程、『紋作り』の段階から、
色んな良くないことがワーッと一杯頭を横切っていきます。

例えば・・・
モノづくりをサボった、手を抜いた様に思われないか?
軽すぎる、ただの無地の帯みたいになったらどうしょう?
合わせる着物が限られ過ぎないか? などなど。

だからなのか、となみの帯でも、他の色と比べて数は少ないです。
(少ないと言っても総数数万柄の中なので、10とか20柄ではありませんが・・・)

ちなみに、私の場合、白い帯を作るのはそんな得意な訳ではなく、確か10本ちょっとぐらい。
作るのはあまり得意としていません。

最近、特に皆さんからよく聞くことがある、『困った時の白い帯』。
割りに避けて来たような気がするので(笑)、ガンバロー。と思いました。

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