2018年12月17日 21:00
紗楽の南蛮七宝
今日は念願のモノづくりが1歩も2歩も進んだので、良い日になりました。
(それは後日紹介させて下さい。)
もう一つ、最近お気に入りの織組織が良い感じなので、紹介しておきます。
【紗楽(しゃらく)】
誌面掲載でも何度も総紗縫とともに出ていましたし、結構お馴染みになっています。
織組織としては、総紗縫とほぼ同様。そこに緯糸で紬糸を織り込んだのが、紗楽。
特長は、総紗縫の透け感(一年つかえます)と、紬糸の節の素朴さや柔らかさ。
そして、総紗縫とは違った発色、これは紬糸と透け感の微妙なバランスのおかげ。
この色の乗り具合を使って製織しているのが、
最近好きなちょっとマットな雰囲気が良い感じの【紗楽/南蛮七宝】です。
総紗縫であれば、地色が柄部分(丸や星の箇所)に多大な影響がある。二重織りも同じ、錦織りでは、同じことをすると重さが気になる・・・。
一番、近い色目の感じは、紹巴織。
それに近い形で、それよりも少し地色の影響を全体の配色に与えつつ、一体感を持ったまま、味のある雰囲気を持った感じの色目が作れる。
いま、そんな配色ができるので、紗楽の帯地が気に入っています。
社内では、コラボ等で制作している刺繍下として、大ブレイク中ですが、
この独特の色、南蛮七宝の他にも使えそうです。
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