2019年1月15日 21:00

誌面掲載/次回は麹塵染

となみ織物では、きものサロンに年2回誌面への掲載を行っています。
つい先日、その撮影が終了しました。

今回は『麹塵染』です。

例年通りで行くと、
麹塵の秋冬っぽいイメージから、春夏に撮ることは少なかったのですが、
今回は、新しい試みの新作が完成したこと、今年は元号が変更される特別な年でもあることから、
2月20日に一足早く発表します。
お楽しみに。

今回の制作も、前回までと同様。
まず、撮影する帯の聞き取り調査から始まります。
『この帯は、どんなこだわりがあるのか?』
『他と違う制作方法なのか?』
『どんな着物とコーディネートするのか?』
『どんな人に結んでほしいのか?』
『反対に、どんな人には似合わないか、と思うのか(笑)。それはなぜ?』
『この帯シリーズを一言で言うと・・・。』などなど

自分たちがあまり考えたことがない、色々な切り口でタジタジになります
(ベテランスタッフでも)。
考える時間なく、すぐに答えなければいけないので、言葉を飾る間もなく本音が漏れたり(苦笑)。
出てきたコピーにほんの僅かな修正が入り、それを元にイメージを膨らませていきます。
相応しい構図をつくる、もしくはその帯が活かせるようにしてから、撮影に望みました。

現場でも何度か撮影してから、当初撮影を予定していた帯を外したり、
(これは色のバランスが主な理由)、帯を実物より良く見せるのではなく、
帯の持っている雰囲気を伝えるために、どうしたらいいのか?

など、最初の大枠からはみ出ないように、軌道修正して、詰めていきました。
今はこの段階です。

最終の詳細な部分はこれからですが、全体のイメージを見る限りは、
みなさんの期待を裏切らない出来だと思っています。

合わせて、今回は初の試みもありますので、それもまた後日紹介したいです。

これらの仕事がすべて終わると、
毎年なんとなく春先の空気が感じられる季節になっています。

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