2019年2月18日 21:00

久々、恒例の着姿撮影

真冬の間は少し合間を空けて、久々に着姿撮影をしました。
京都らしく底冷えの日が続いた中の、この日だけは幸いちょっとだけマシ。
空気も澄んでいて、帯や着物の色が綺麗に写ってくれたとおもいます。

今回の着姿は、泥藍の大島(市松文様)に神坂雪佳の袋帯。
きりばみ状にデザインした帯です。

L1002353.jpg

ここのところ5年近くは、恒例と書けるぐらい、定期的に撮らせてもらっています。
撮った写真を仙福屋やお客さんにお見せるするために、使用しています。

そこには、お客様に雰囲気を見てもらいたい。
様々な着姿を登場させたい。という気持ちが強くあります。

ただ、撮影には、ものすごく時間と気力を使いますので、
合理的に考えれば、プロのカメラマンを使ったほうが、良いのかもしれません。

では、なんのために、自分で撮影しているのか?
となりますが、それは自分たちもためのことも考えて、です。

たとえば、プロに頼んでしまう場合、一番その人に似合う帯と着物、
そしてコーディネートをして撮影すれば、一番良い写真ができあがると思います。
でも、それは、ある程度のお金を掛けてしまえば、できてしまいます。
実際に雑誌を見れば、十分満足できます。

そうじゃなくて、自分たちで合わせる場合。今回のように私物も交えてコーディネートをすると、
想像と違った、意外なコーディネートをお見せることができるかもしれない。

帯屋の立場を強く出すと、もしかして、合わせにくい?と思われている帯などを無理やり登場させたら、
着物と小物を選ぶ際、悩んで悩んで作るコーディネート。それが(怖いけど)見てみたい。

などなど、普段悩まなくていいはずの悩みが出てきます(笑)。

ちゃんとした理由になっていないかもしれませんが、
今の様な形で、続けているのは、そんな理由からです。

また来月、もう少し暖かくなって頃に、撮影したいと思います。

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