2019年8月22日 22:30

新しい唐長柄の帯に挑戦できるかも・・・

12代目の誠次さんところへ、唐長が初めてというお客様とお邪魔してきました。
道中、車内ではそのお客様との話にも出ていましたが、
『からかみ』というモノは意識していないと、なかなか気付けない存在です。
日常の生活では、興味があるか、ないかの疑問すら出てこないかもしれません。

でも、一旦気付いてしまって、そこに(入口は狭いかもしれませんが)潜ると、
ずーっと向こうの見えないくらいの広大な世界が広がっています。
これは、帯をはじめとする、着物の世界ともよく似たところがあるかもしれません。

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今回はその世界に踏み入れてしまった重大なことと、
誠次さんの人柄を含めた、からかみの濃さに気付いて頂けたかと思います。

ちなみに、今回お客様と同席して一緒に見せて頂いた『からかみ』の中に、
どうしても帯にしたいとおもった文様が2つ、ありました。

しかも、今までも何度か見せて頂いたこともある文様です。
不思議なことに、『どうしても帯にしたい。』と感じました。
いつもは、良い柄やなぁ、色やなぁと感じてはいましたが、なぜ、今日なのか?

見ている目が変わったのか、帯を作る技術が上がったのか?
一緒にいるお客様との間で、化学反応が起きて、文様の見え方が変化した?

そう感じていますので、ちょっと作る方向で考えてみたいと思います。
紹巴織でつくると、即効で壁に行手を阻まれてしまいそうですが・・・(笑)。
手法を考えてみます。

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