2019年12月16日 21:30

色のベースを共通に。

来年用のモノづくり。
ピッチを上げながら制作しています。

おそらく、今掛かっている途中のモノを見ていると、
カラフル＆モノトーン、そんな両極端なモノづくりに。

後者パターンの帯の一つ。

『南蛮七宝に信夫（新色）』

地の南蛮七宝は、2色モノトーンの配色に見えます。
実際、構成している色は4色使って、
それぞれが共通する同色を含みながらのモノトーンに上げました。

分かりにくいの数字で書くと、それぞれ使う色は

濃いグレー側＝①＋②
　　　　×
薄いグレー側＝③＋①

となっていて、濃淡の柄を出したいけれども、全く違う色にはせず、
根は一緒。みたいな配色です。

こうすることで、ハッキリと出さず、色味を柄の雰囲気を柔らかく持っていきました。
当初は、ほぼ地の南蛮七宝は出さないバージョンで・・・。
とも思っていましたが、試行錯誤のうち、面白い雰囲気に仕上がりそうです

小学生の駆け込みの宿題の様に（苦笑）、
年末に向け、イイ感じモノづくりが一つずつ完成していきます。

タグ：信夫, 南蛮七宝, 紹巴織