2019年12月18日 21:30

八寸⇒九寸名古屋帯／光琳大波（紹巴織）

どちらが良いのか？
分かりませんが、両方とも言われるので、制作してみました。

帯をつくる場合、図案の後に、設計図（紋図）をつくります。

もし、八寸巾（約31cm）用で制作した紋図で、九寸（約34cm）を織ると・・・、
織れないことはないですが、文様が横に伸びしまい、良い意匠もオーラが無くなってしまいます。

ちなみに、比較すると巾はこれくらい変わってきます。
（手前八寸、奥九寸。もちろん新しく紋図は制作。）

（数センチのことですが、紋図をちゃんと作らないと、ビックリするほどダメに。）

そのため、もう一度設計図を作ります。
九寸、八寸両方とも同じデザイン・織組織で制作することはほとんどないのですが、
今回は、（自分が好きな柄ということもあって）例外的に制作してみました。
（当たり前ですが）全くの予想通りに上がって上がってきました（笑）。

さて、どちらが好まれるのでしょう、少し楽しみです？

タグ：九寸, 光琳大波, 八寸, 名古屋帯