2020年5月12日 12:30
裏地・・・
となみ織物研究会に裏地のことを書いていますが、
となみ織物のモノづくりでは裏地をとても大事にしています
(話の中でも両A面やB面と言って、普通の裏地扱いはしていないことも)。
とにかく、柄が入ろうが、無地っぽくみえる地紋だろうが、真無地でもこだわっています。
たとえば、夏しぼの帯であれば、裏には上品捩。
額縁仕立てですので、それがし易い様な仕様に。
ただ一つ表地と違うところは、糸を使いすぎると、裏に糸が渡り帯のためにならない。
また重量的に重くなるため、こだわり方が異なります。
たとえば、紹巴織。
①は地色
オフホワイトに②③の色を少し混ぜています。
②はグレー、①③はわずか。
③はオレンジ、①②はわずか。
④は②と③をメインにミックスしつつ、僅か①の地色を加える
という風に糸を混ぜてつくっています。もし地色が濃い配色にする場合も、
上手く配色替えできるようにしてあります。
まず間違いなく、
帯は表を見て選ばれると思いますが、時々裏ものぞいて頂けると、嬉しいです。
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