2020年6月 5日 12:30

久々に新作:雀形七宝の夏御召

久々に上がってきました、夏と単衣時期の『御召』です。

『仙福屋の御召/夏単衣バージョン』と織組織は同じ、紋づくりが非常に制限されます。
(軽くて、着やすいので、つくる時の苦労ぐらいは・・・ですが、やっぱり大変(笑)。)

元々は、暑い時期への対応のモノづくり。
そして、生地感イメージは、透けすぎず、暑すぎず、その間よりも少し薄い。
そこを狙ってつくられている織組織。

IMG_0486.jpeg

この透け感づくりのための柄と地の織組織から起きる文様の制限。
帯でも良くありますが、帯よりも織り自体は細かくないので、柄の表現ができるか・・・。
『スズメがスズメに見えるか、雀形七宝に見えるか・・・。』が中心のモノづくりです。

動画で見てもられば、なんとかこの透け感が伝わるかな?
と思って撮ってみましたが、総紗縫並みに柄と生地が絶妙に上手くいったと思っています。

色見本的に、最初は横糸(緯糸)を変えて織っていますので、
また、みなさんに見ていただきたいと思います。

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