2020年6月15日 21:30

【仙福屋のマスク】の続報

となみ織物では、昨年くらいから本格的に麻襦袢を制作しています。

IMG_0329.jpeg
『麻襦袢/笹・れんぎょう』

洗える絹襦袢(南蛮七宝)が人気でも、増産が簡単にはできないため、
当初麻襦袢はその代わりの意味もあって制作していましたが、いまでは全然そんなことはなく、
色柄、質感とも上手く棲み分けができて平和?な状態です(笑)。
いまでは、単色や多色、大柄・小柄など、様々な柄を制作しています。

制作上、避けて通れないのが、時折一反の中に染めムラ等。
仕立てて、使用するには全く問題がないため、社内やスタッフで着用していました。

そして、最近もう一つ制作しはじめたのが、コロナ対策で必需品となった『夏のマスク』です。
(となみ織物の女性スタッフが中心に企画を立てています。)

MV-mask00.jpg
https://www.senpukuya.jp/products/list.php?category_id=573


そもそも制作のキッカケは、新型コロナではありますが、
お客様から『となみ襦袢をつかったマスク』の写真が送られてきたりすることも、
大きな要因に。

帯や着物は、もう少し先の方まで生産が元に戻ることはないため、
その間、何か面白く役立つモノをつくって、社内を盛り上げたいな、そんな気持ちもなります。
(縫製は着物仕立ての職人さんです)。

現在、沢山の反響を頂いたため、職人さんは嬉しい悲鳴で制作中。
(最初に、ご注文を頂いたお客様へは、6月中旬ごろから発送)
これから、随時上がって来る予定です。

需要があるのか、ちょっと分かりませんが、『面白いモノ』ということで、
涼しくて洗え、さらに『映える』麻襦袢のマスクも制作してみようかな・・・とも思っています。
この襦袢は多色で染め上げていますので、裁断によって大きく柄は異なります。
それも納品されるまでのお楽しみにしてもらえる、そんなマスクになりそうです。
(もちろん、端から順に裁断ではなくて、ちゃんと柄出しを考えて縫製していきます。)

IMG_0617.jpegのサムネイル画像


日々、なにか楽しみを作りながら、モノづくり・帯づくりをしていきたいです。

◯マスク紐の取り扱い方法

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