2020年8月28日 21:00

『帯を気持ちよく結んでもらうためには』

『帯を気持ちよく結んでもらうためには』
から、まず十数年前、着やすい着物づくりをはじめました。

仙福屋の御召、あまみーいろ、根善織物コラボ・・・。
と、今では帯屋だったの?と言われるほどに(笑)。

そして、着物を着ても足が痛い・・・。
そんな声を聞いて、真綿入り草履

帯も、一年中つかえる総紗縫・・・。

そして、夏に着物を着る方が増えたので、暑くない(苦笑)洗える襦袢が欲しい。
そんな声から、一年中着てしまうほど、着やすい『洗える襦袢』も唐長文様で制作。

今は、となみさんは何屋さん?と、たぶん良い意味で驚かれる同業も(笑)。

夏時期には、この襦袢のお陰で夏に着物を着れました。
(今年のコロナ下でも)そんな声も頂くことができ、とてもうれしく思っています。

そして、南蛮七宝は続けつつ、そろそろ新柄づくりもしたいと考えていたモノを、
ようやく形にしました。唐長文様の『雀形七宝』をつかった新柄です。

DSCF2758.png
『雀形七宝の洗える襦袢(試験染め)』

この文様は、好きな方にとても人気があります。写真の色はご要望から、そして白×ベージュやブルー系の濃淡などの色揃えをしたり、とこれからのモノづくりが楽しい襦袢です。

当初は、帯を結んでもらうため。
その動機からはじまった、帯以外のモノづくりは、結構遠くまでやってきました(笑)。

たぶん、皆さんから声を頂いて、帯づくりと矛盾しない、
もしくは帯へと繋がると感じたら、これからもっと離れたものも、やって行きたいと思います。

多くのご意見を聞かせて頂けることを楽しみにしています。

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