2020年9月 5日 12:30

3度目のモノづくり／角つなぎ

帯のモノづくりがいくつか先が見えてきたので、今度は御召のモノづくりをはじめています。
再度、『角つなぎ』です。

改めて作り直すのはこれで3度目。
先日、12代目の工房で『角つなぎ』をつかった唐紙制作を見せて頂いたことも、今回のモノづくりを始めるキッカケになりました。不思議なことに、同じ唐長文様である、『南蛮七宝』や『雀形七宝』『輪宝文』とちがって、この角つなぎは、着物としてコーディネートでは、比較的人を選ぶことが多い柄です（その分、似合うとすごいピッタリときます）。

だれでも合う人を選ばない柄も魅力的。反対に人を選ぶ色や柄の場合、やはり手に取られにくいため、実際のところ営業面で見るとリスクは高いです。が、それでも似合う人には抜群に合うため、モノづくりとしてはかなり魅力的です。今回もその魅力に惹かれて、色や経糸に工夫しつつの再チャレンジとなります。

この文様の帯は比較的順調ですので、順調来年は角つなぎのちりよけ、夏物。形にできれば・・・と思っています。

タグ：御召, 角つなぎ