2021年9月14日 08:09

産地へ

今回は立ち上げのモノもあるので、曖昧で漠然とした、この時の産地の空気感を伝える文章になっています。

次の着物のモノづくりとして、ある産地に来ています。

どの着物産地もおそらく同じで、去年今年と生産数、新しいモノづくりは激減しています(場所によっては7割減とか・・・)。少し前でも、新しいものが湧き出る様な状態では全く無かったので、言ってみれば悪いところから、最悪に落ち込んだ。そんな状態で、重い空気が漂っています。

その中でも、今までずっと一緒に組んでいる機屋さんに関しては、前向にやりくりしておられますが、それでも制作数は激減。少し前であれば、①帯に合わせて着物をつくることも、②つくる着物に合わせて帯制作だったのが、そのどちらか一方で、ギリギリとなりそうです(おそらく後者に)。

今までも、『(この産地のモノが)もう無くなるよ。』とそうなって欲しく無い祈りも込めて言っていたことが、かなりリアルになったことをひしひしと感じています。うちとして、できることはそう無いですが、できる限りの手は打ちたいと思っています。

今日、もう少し回ってから京都に戻ります。

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