2021年12月16日 18:46

異文織『角つなぎ』文様

新しい織組織で、唐長紋様『角つなぎ』の帯をつくりました。

20211215-DSC09958.jpg

この織組織は『異文織』。
経糸に特徴があり、フワッとした素材の柔らかさがありつつ、
お太鼓が綺麗に結べそうと感じる、ハリを持った不思議な風合いの織物です。
しかも、重さは見た目のボリューム感と比べても、圧倒的に軽いおびです。

今年は、紹巴織とともに新しい麹塵染を担った織組織です。
この時の帯シリーズの織組織です。

CECA61F3-B2EA-425F-A68A-C8674A4F0B31.jpegのサムネイル画像のサムネイル画像

構造自体は紹巴織と比べシンプル、簡単だと思い制作に取り掛かると、案の定(笑)、
柄部分の糸が重量になったため、織物の特徴を消すくらいの重さに・・・。

再度、意匠図を作り直して完成させました。

色は金茶、グリーン、ベージュがミックスされた今までに無い感じです。
今まで通りの御召・大島はもちろんのこと、かなり個性的な小紋などでも、まとめてくれそうな。
良い帯に仕上がっています。

今年はお客様にコーディネートして頂ける機会は無いかもしれませんが、
その場合は、来年以降の楽しみにしておきます。

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