2023年12月 5日 21:00

作楽松皮染/次は飛び柄

IMG_7519.jpeg

丸紋の着物づくり。
作楽松皮染めは、少しずつデザインを増やし、シリーズの厚みが増しています。

◼︎note/作楽松皮染
https://note.com/senpukuya5/m/m01e9fac8a435

今回、取り組み始めたのは丸紋、それを飛ばした小紋のデザインを制作中です。

今までと同様帯の柄ではありますが、帯では上下が出来てしまいますので、
小紋として花兎調の柄を丸紋にアレンジを加えました。
まだ、デザイン最終の詰めは残っていますが、ほぼ上記写真の雰囲気で進めていきます。

飛びの丸紋柄というと、空いた地が多いため、制作はあまり難しくないように見えるかもしれません。
が、空いた地部分があっても、
通常のモノづくりと同様、丸紋自体のデザイン、そのサイズ感、丸紋同士の関係性(飛ばす位置)、
そして全体の流れなどがあって、もしかして通常の柄よりも気を使う部分は多いかもしれません。
それらが決まってから、生地選択や配色がきます。

今の段階は丸紋自体のデザインとサイズ、配置部分。
一番重要と言えば重要な箇所で時間を掛けています。

具体的には、デザイン等には正解はありませんので、
着物や羽織、コートとして仕上がったとき、どんな雰囲気で着て頂けるのか?
職人さんとの擦り合わせに時間を費やしています。

着物のモノづくりの場合は常に、ここに時間を掛けて進めていきます。
まだスタートラインからちょっと進んだところ。
となみ織物の資産になる様な柄になることを考えながら、作っていきたいと思っています。

<<前の記事   次の記事>>

検索

LINE@はじめました
友だち追加

最近の投稿

五代目日記 一冊目