帯は、一本の絹糸からはじまり、様々な工程・多くの職人の手を経て、長い時間を掛け少しずつ形になっていきます。
西陣は細分化された分業制を取るため、職人一人一人が完成時の様子を窺い知ることはたいへん難しいです。それでも、持てる技術と経験を目の前の仕事へ注ぎ込み、毎日モノづくりを行います。
このモノづくりの雰囲気や空気、緊張感はぴんと張り詰めた糸の様に、最初から最後まで緩む事なく張り、繋がっています。そんな様子を糸からお客様のタンスに収められるまで、動画として残してみました。職人が囲まれている音にこだわっていますので、是非その部分も感じで頂ければと思っています。